6月24日に定時株主総会のアナウンスがアコム公式ページにてありました。
そこに「事業報告」として株主に向けての資料が開示されていたので目を通してみました。

まあ内容は決算報告書をまとめて見やすくしたというものではありましたが、それに対する自社の分析等も載っていたので決算書などを読んだことがない人でも比較的読みやすくなっているのではないでしょうか。

筆者も貸借対照表や損益計算書を読めるというほどの知識はないのですが、アコム引いては消費者金融業界について調査や分析をする上では必要なのかなと感じている次第です。

前期の業績としては「ローン・包括信用購入あっせん事業」「信用保証事業」「海外金融事業」というアコムの中核3事業が非常に順調にいっているということだったのですが、その足を引っ張るのが「利息返還請求」

これに関しては年々減少傾向にはあるようなのですが、減少速度が鈍化しているというのが不安要素になっているようです。

ここからは筆者の推測ですが「ローン事業」に関してはそれほど業績を伸ばしていこうというよりも緩やかに拡大させていくといった傾向になるのではないかと思われます。

そう考える理由として挙げられるのが「信用保証事業」の業績の伸びが非常によく、そちらに力を入れていくのではないかと思われるからです。

個人向け無担保融資(ローン事業)で培ったノウハウを信用保証事業に活かすと言った意味では両輪が上手く回っていかないといけないのですが、日銀の金融緩和で銀行側としても個人にお金を貸したいのに貸せないまたは貸すためのノウハウがないといった状況があります。

そこで、個人に無担保でお金を貸す能力に長けた消費者金融会社が銀行と提携して審査または与信、保証などを請け負えば銀行も消費者金融会社もWIN-WINになれるということです。

銀行の個人向けローン商品の保証は消費者金融会社が行なうといった形は今度どんどん増えていくと思われます。

となると考えられるのが、まずはアコムで借入れをして実績を作り、年収の3分の1ギリギリになってきたところでアコムが保証業務を請け負っている銀行の個人向けカードローン商品を借りるまたは借り換えるといったことをすれば年収の3分の1という総量規制の対象にはならないので借りる側も余裕ができるということです。

入り口は消費者金融そして銀行といった流れを形成しようとしているのかなという感じがします。

とはいえ、アコムとしても保証業務を請け負っている以上、審査や与信に関するデータはいくらあってもいいでしょうから、貸出には積極的にならざるを得ないといったところが本音でしょう。

そういった意味ではアコムは借りやすい状況がしばらく続くのではないかなと思います。