通期業績予想を下方修正

アコムの通期業績予想の修正が発表されました。

前回の予想では純利益(連結)395億円だったのですが、下方修正された予想が106億円289億円減額された数字となっていました。

この要因としては、利息返還損失引当金454億円を繰入したことが挙げられています。

結果的に見るとかなりマイナスになっていますが、このタイミングで利息返還損失引当金を繰入したというのは何か意図があるのではと思ってしまいます。

最近ニュースになった「貸金業の金利規制緩和」によって来期は確実に業績が上がるということを見越して繰入をしたのかもしれません。

アコムの借りやすさはどうなる?

アコムの決算資料が発表され、最終的には利息返還損失引当金を454億円繰入したことで、前期に比べ経常利益が△28.7%当期純利益が△49.0%という結果になりました。

とはいえ、来期はおそらく前々期(2013年度)と同じかそれ以上の業績を残すのではと予測しています。

新規顧客数も6月30日まで行なっている最大30日間金利ゼロキャンペーンの影響もあって増えていくでしょうし、貸金業の金利規制緩和の話も出ていてこれが施行されれば申込み件数増加に拍車がかかると思われます。

もし金利規制が緩和されるようなことがあれば、再度金利ゼロキャンペーンを仕掛けてきて新規顧客獲得へ動くような気もします。

信用保証事業も順調に提携先が増えていますので、こちらの業績も間違いなく伸びてきます。

こういった明るい材料があるということは何らかの形で利用者(特に新規で借入をする人)へ良い影響があるのではないいかと思われます。

ただ、金利規制の緩和等の動きによっては利息返還請求の件数が増えるという可能性があるというのは大きな不安要素ではあります。現時点での利息返還損失引当金の残高が1,241億円あるということでこれがどれくらい影響を与えるかが大きなポイントとなりそうです。

新規貸付率を見ると前期が48.3%と申込者の約半数が借り入れしているという実績をみても大手消費者金融の中でも「借りやすい」という状況は今後も続いていくかと思われます