アコムの木下盛好社長はロイターとのインタビューで

貸出残高に反転の兆しが出だし、今季は11期ぶりに前年を上回る見込みとの見解を示した。

また反転の要因として以下のように語っています。

「2010年に改正貸金業法が施行されて3年が経過した。借り控えに加え、我々も与信を厳格化し、成約率も低かった。その後、市場の混乱も落ち着きを取り戻し、利息返還請求も減少傾向だ。個人ローン市場は、あらたな成長段階に入ってきたと考えている」

引用元:ロイター

消費者金融市場は改正貸金業法の改正や利息返還請求といったマイナス要素が利益を大きく圧迫し、倒産に追い込まれる会社もある中

アコムのように大手銀行の傘下に入るなどして厳しい時期を乗り越えようとしている会社もあります。

今後の業績回復には景気がひとつのポイントになってくるでしょうが、徐々に市場も拡大している傾向にあるようなので今後の動きに注目です。

ノンバンクの個人向けローンが復調へ

経済産業省によると4~6月のクレジットカード取扱高が約9兆8,800億円になり四半期で過去最高を記録した。このうち、ショッピングは前年同期に比べ8.1%増の9兆4,200億円。百貨店や国内外の旅行関連が伸びている。

要因としては、「個人消費」が持ち直し、ノンバンクの個人ローンが回復したことが大きな要因ではないかと考えられる。

このことにより、カード利用が増えたことと併せてキャッシングも増えている。

過払い請求問題が峠を越えたということもありクレジットカード各社は攻勢を目論んでいるが、景気に依存している点もあり収益構造としては不安定な要素も含んでいる。

低迷が続いていたアコムも消費者向け無担保ローンの減少が10年ぶりに止まり、4~6月の新規貸出額は908億円と前年同期に比べ90億円増となった。

収益を圧迫し続けてきた過払い請求が前年に比べ10%~30%減少と峠を越えた感があることと、改正貸金業法が施行された2010年の時点で年収の3分の1という制限に達している顧客の割合が58%だったのに対し、現在では27%に減少したことで新たな貸出余地が生まれたことが今後の業績回復への鍵となる可能性がある。

アコムが業績予想を大幅に上方修正

過払い請求のCMが一時期に比べ、グッと減った感があります。その分、アコムをはじめ様々なキャッシング会社のCMを目にする機会が増えてきました。

CM以外でも各社が様々な取り組みで新規顧客を獲得するための動きも見られます。

アコムでは今年10月10日より『最大30日間金利0(ゼロ)キャンペーン』を行うなど、さらなる業績拡大へ向けた動きが活発化しています。

そんなアコムが先日「平成26年3月期 第2四半期(累計)」の業績予想を上方修正しました。

5月9日に公表した「平成26年3月期 第2四半期(累計)」の業績予想に比べ

(連結)
営業収益 3.3% ↑
営業収益 33.3% ↑
経常利益 33.8% ↑
当期純利益 43.7% ↑

(個別)
営業収益 2.9% ↑
営業利益 43.6% ↑
経常利益 40.1% ↑
当期純利益 44.1% ↑

といったような上方修正を行なってます。当期純利益(個別)で44.1%ということはかなり業績が上向いています。この状態で新規顧客の獲得が上手く連動してくれば、融資の際の審査基準にも何らかの影響があるかもしれませんね。